Project/Area Number |
05780007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
家政学
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
磯部 由香 奈良女子大学, 生活環境学部, 助手 (80218544)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 微生物多糖 / 高粘性多糖 / Bacillus属 |
Research Abstract |
我々の研究室において、土壌から分離したBacillus属細菌が、グルコースを炭素源とする半合成培地中に高粘度の多糖を生産することが見いだされた。この微生物多糖の収量が最大となる生産条件について検討を行った。また、培養液からの多糖の分離・精製方法についても検討した。 1.培地中に様々な糖類、アミノ酸・有機窒素・無機窒素を加えて培養を行ったところ、炭素源としてグルコース1%、窒素源としてアスパラギン0.05%用いたときに収量が最大となった。 2.培地の初発pHを4〜9の6段階に調整して培養を行ったところ、pH7〜8が最適であり、以後の培養はpH7で行った。 3.培養温度を25℃、30℃、35℃、40℃の4段階に変えて培養を行ったところ、30℃で培養した場合に収量が最大となった。特に30℃を越えると収量がかなり落ちた。 4.300ml容三角フラスコ中の培地の量を50ml、100ml、150ml、200mlと変えて培養し、最適通気量を調べたところ、最小量のとき最大となり本多糖は好気的な条件下で多量の多糖を生産することがわかった。 5.培養液からの多糖の分離・精製は、次のような方法で行った。まず遠心分離で培養液から菌体を除去し、臭化セチルトリメチルアンモニウムで多糖のみを沈殿させた後、これを塩化ナトリウム溶液で溶解し、ナトリウム存在下でエタノールを加えて多糖を沈殿させ、水に溶解して透析を行い、凍結乾燥して精製標品とした。
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