Project/Area Number |
05780013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
家政学
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
田村 朝子 大妻女子大学, 家政学部, 助手 (60240991)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Enterobacter / hydrogen gas / hydrogen production / hydrogenase |
Research Abstract |
1.Enterobacter cloacae GAOによる水素ガス生成における培地組成の検討 水素ガスの最も生成する栄養条件を、炭素源、窒素源、微量要素、pHなどの面から検討した。 栄養源は、炭素源はグルコース、窒素源はカザノ酸、無機塩類ではリン酸が有効であることが明らかとなった。菌体増殖、ガス発生とも、カザミノ酸を添加すると最も良好であった。いずれの場合も、発生ガスの85%が水素ガスで、残りの10%前後が炭酸ガスであった。また、pH4.0〜9.0の広い範囲で増殖し、pH6.4の時、菌体増殖、ガス発生とも最も良好であった。 2.水素ガス発生の至適条件で包子を作成し、水素ガス発生と、その 膨化性との関わりを検討した。カザミノ酸を添加した培養液を用いて胞子を作成したところ、G培地培養液を用いたものより、風味、きめ、膨化力ともに優れたものであった。 3.水素ガス発生の至適条件に基づき、本細菌 を大量培養し、水素ガス発生系に関わる酸素系を検討した。 培養した菌体を集菌後、菌体破壊し、セルフリー系で分画、それぞれをメチレンブルー還元法を用いて測定した。結果、それぞれに活性が認められたが、3000rpmでの残渣に最も活性が強く認められたことより、本細菌のもつヒドロゲナーゼは膜結合型のものがほとんどをしめているものと考えられた。
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