• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

カロチノイドの吸収と体内変化について

Research Project

Project/Area Number 05780016
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 家政学
Research InstitutionShowa Women's University

Principal Investigator

小川 睦美  昭和女子大学, 家政学部・生活科学科, 講師 (00245903)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords血中beta‐カロチン濃度 / 血中リコピン濃度 / カロチノイド
Research Abstract

本学の女子学生82名の協力を得、市販の果汁100%ジュース飲用群3群、即ちキャロットジュース飲用群、トマトジュース飲用群、アップルジュース飲用群、および特別に調製したbeta‐カロチン飲料飲用群の計4群を設け、連続飲用試験を行なった。5泊6日の大学寮研修において、給食下、群別に決められたジュースを毎日朝、夕食時に1本ずつ、6日間で計10本飲用し、連続飲用試験直前と飲用終了直後および飲用終了3週間後の計3回に渡り血中beta‐カロチンおよびレチノールの変化について検討した結果、キャロットジュースを好んで飲む学生は飲用前の血中beta‐カロチン及びレチノールレベルが高い結果となり、日常の食生活を反映していると思われた。この群では飲用終了直後に血中のbeta‐カロチン濃度が速やかに上昇した。トマトジュース飲用群では、beta‐カロチンの摂取量としては、トマトジュース由来のそれはキャロットジュースの1/10程度であるにもかかわらず、血中レベルはかなり上昇し、しかも飲用終了3週間後にも高い値を保っていた。beta‐カロチン飲料飲用群は、1週間の飲用で血中beta‐カロチン濃度が速やかに上昇したが、血中レチノール濃度の上昇はみられなかった。おそらく、beta‐カロチンを大量に摂取したことに対する抑制機構が働いたものと考えられる。しかし、血中beta‐カロチン濃度は飲用終了3週間後にも高い値を保っていた。以上のことから、beta‐カロチンの血中へのとりこみは飲用前の血中beta‐カロチンレベルの低い被験者ほど、ジュースの飲用が血中beta‐カロチンレベルの改善に有効であることがうかがえた。本研究においては、大学の研修中ということもあり、被験者から便を提供してもらうことはできなかったが、今後は便中のbeta‐カロチン及びリコピンの濃度を測定し、血中レベルとの相関をみる予定である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi