Project/Area Number |
05780050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
八田 秀雄 東京大学, 教養学部, 助手 (60208535)
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Project Period (FY) |
1993 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 子供 / 発達 / 縦断的研究 / 骨年齢 / 乳酸性作業閾値 / 最大酸素摂取量 / 筋断面積 |
Research Abstract |
小学校4年生次(平均年齢9.8歳)から高校2年生次(平均年齢16.5歳)まで、特に運動を行ってはいない健常男子9名について、縦断的に測定を行い、結果をまとめた。測定項目は、形態、骨年齢、超音波法による脚筋組成、心容積、乳酸性作業閾値、等速性筋力である。平均値でみると身長及び体重は11.5歳から12.5歳にかけて最も伸びが大きかった。一方代謝に関連した項目ではこれより1年遅れ、乳酸性作業閾値、心容積、等速性脚筋力ともに12.5歳から13.5歳にかけて最も伸びが大きかった。一方各指標の変化を暦年齢に対してではなく骨年齢に対して検討すると、平均値でみれば各測定項目は骨年齢に対して直線的増加を示すといえる。しかしこれも各被検者ごとにみるとそれらの伸びるパターンは異なっていた。各測定項目は骨年齢あたりにしても、最も大きく値が増加する年がある者があった。そしてこの最大の伸びを示す骨年齢は、各被検者によって異なっていた。ここで骨年齢に対して身長も大きくのびる者がおりその被検者ではその他の測定項目も同様に骨年齢に対する身長の伸びが大きい時に最も大きく伸びていた。乳酸性作業閾値は絶対値では同様に骨年齢や暦年齢に対して増加した。しかし最大酸素摂取量あたりの乳酸性作業閾値は骨年齢や暦年齢に対して低下していき、その後身長などの増加が少なくなった思春期後半になると、再び増加する傾向を示した。下腿の筋断面積に占める深部の遅筋線維の割合が高い者は、筋の筋化能力が高いこととなるが、その者では最大酸素摂取量あたり乳酸性作業閾値の割合も高かった。そして下腿の筋で速筋線維の多い腓腹筋が発達する時には、最大酸素摂取量あたりの乳酸性作業閾値が低下していた。そこで下腿の筋の酸化能力が乳酸性作業閾値を強く決定することが示された。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)