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ソフトウェアプロジェクトのオンライン制御システムの研究

Research Project

Project/Area Number 05780249
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 計算機科学
Research InstitutionNara Institute of Science and Technology

Principal Investigator

松本 健一  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (70219492)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsソフトウェア計測 / プロジェクト制御 / オンラインフィードバック
Research Abstract

まず,プロジェクトデータの一覧表,及び,プロジェクト開始時点からのデータの時間変化を示すグラフを開発者が使用する端末上に表示するツールを作成し,プロジェクトデータ計測システムGINGERに組み込んだ.端末上への図表の表示には,X-Window上の図表描画ツールgnuplotを利用している.作成した表示ツールの起動は,端末上から開発者自身が行うことが出来る.また,表示するデータの選択等は,簡単なマウス操作によって行うことが出来る.従って,開発者は,参照したいプロジェクトデータをいつでも簡単に参照することができる.
次に,大阪大学基礎工学部情報工学科の学部生80名を対象とした学生実験においてGINGERシステムを適用して,開発者による情報の利用状況のデータ,及び,ソフトウェアの生産性や品質の変化に関するデータを収集した.実験の結果,開発者(学生)の多くは,自らが開発中のプログラムのサイズ(行数)を頻繁に参照しており,逆に,プログラムのコンパイル回数や実行回数といった作業量を表すデータは参照していないことが分かった.
プロジェクト制御に有効な情報を明らかにするため,データの参照回数の多少によって,開発者をグループに分け,プログラム完成までに要した作業時間をグループ間で比較した.その結果,プログラムサイズ,及び,プログラム変更量(デバッグ等の目的で修正,削除されたプログラムの行数)の情報を頻繁に参照したグループの作業時間の平均値は,それらをほとんど参照しなかったグループの作業時間の平均値よりも小さく,開発者間でのばらつき(分散)も小さいことがわかった.
以上のように,プロジェクトデータを開発者にオンラインでフィードバックすることが,プロジェクト制御を効率良く行う手法として有効であることを明らかにすることが出来た.

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 松本 健一: "ソフトウェア開発プロセスの定量的評価のための枠組の提案" 南山経営研究(南山大学紀要). (発表予定). (1994)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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