ファジィ・ニューロ・AI統合技術による知的ヒューマンインタフェースに関する研究
Project/Area Number |
05780286
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
井田 正明 京都大学, 工学部, 助手 (30232391)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | ファジィ / ニューロ / AI / ヒューマンインタフェース |
Research Abstract |
制御工学・ORなど個別の問題解決手法の発展にともない,これを実問題へ応用する際のマン-システム間の協調に関する研究が重要となる.また同時にシステムに存在する不確実性に対する処理の問題も重要となる.これらに対し人間の持つロバストなモデリング能力や学習能力など柔軟な問題解決能力を取り入れることは知的システム構築に際し不可欠である.本研究では人間の有する問題解決能力において基本概念となる制約概念をシステム表現の基本とすることにより,測定誤差など不確実性を有する物理現象にかかわる下位レベルから意思決定者との接点となるヒューマン・インタフェース,および意思決定プロセスに関わる上位レベルまでを統一した形で取り扱うことが可能な表現形式の開発と問題解決システムの構築を目指した. 今回の研究においては上位レベルにおける意思決定者の問題解決法と不確実性との関係を制約指向の観点から考察し不確実性を有するシステムの表現法と問題解決アルゴリズムの提案を行った.そこでは数理計画法における目的関数の係数および決定変数に含まれる不確実性を制約領域の形で表現しその状況下での解概念を定式化した.つぎにこの解を効率よく求めるアルゴリズムを提案し具体的に適用することによってその有効性を示した.また多目的問題と多層レベルの問題解決法の関係を考察した.そこでは上位(マクロ)レベルおよび下位(ミクロ)レベルにおけるそれぞれの問題解決法とそれらの間の協調問題を取り扱う手法を考察した.これらにより制約指向の観点からの不確実性と意思決定法の関連が表現可能となった.
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)