Project/Area Number |
05780416
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bioorganic chemistry
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
鈴木 敏夫 新潟大学, 大学院・自然化学研究科, 助手 (80202133)
|
Project Period (FY) |
1993 – 1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | カリチェマイシン / オリゴ糖鎖 / アミノ糖 / 立体選択的合成 |
Research Abstract |
研究実施計画にのっとり、カリチェマイシンオリゴ糖鎖1の立体選択的合成研究をおこなった。初めにE環部に相当するアミノ糖部2の合成を検討した。2を合成する際に重要となるのはC_3、4位の立体化学の制御である。D-グルタミン酸-gamma-メチルエステル3を出発物質とし種々の反応を繰り返しおこない効率よくalpha,beta-不飽和-delta-ラクトン4へ導いた。次に、4をt-BuOOH、LDAで処理したところ望む立体化学を有するエポキシド5を単一生成物として与えることがわかった。5は、PhSeHを用いエポキシドの位置選択的開環をおこない6へと導いた。続いてDIBALを用いて還元をおこないラクトールとした後、メチル化反応にふし7を得た。7からアミノ糖2への変換は、TBSOTf、2、6-ルチジンを用いるBOC基の脱保護、アミノ基のアセチル化、続く還元反応により効率よくおこなえることがわかった。以上述べたようにしてアミノ糖部のC_3、4位の立体化学を制御した合成法を確立した。現在、B、C環部の立体選択的合成を検討している。
|