Project/Area Number |
05780503
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
鈴木 克之 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (40196803)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | リボソーム / リボソーム蛋白質 / ジンクフィンガーモチーフ |
Research Abstract |
1.研究目的 我々はこれまでに、出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeのリボソーム蛋白質YS29が40Sサブユニット蛋白質群の中で最小(55アミノ酸からなる)であり、C4型ジンクフィンガーモチーフ(ZnFM)を持つ事、ラットリボソーム蛋白質S29および原核生物型S14の構造的相同蛋白質である事などを遺伝子の単離、解析により明らかにしてきた。YS29における構造と機能の関係をさらに追及する事を目的とし、以下の実験を行なった。 2.研究方法および結果 ハプロイドあたり2コピー存在するYS29遺伝子を2つとも同時に破壊した細胞は生育不能である事から、YS29はリボソームの機能に必須であると考えられた。ラットリボソーム蛋白質S29をコードするcDNAを、酵母GAPDH遺伝子のプロモーター下につないだ多コピープラスミドを予め導入した場合、上記遺伝子破壊による致死性が相補された事から、YS29とラットS29は機能的にも相同である事が示唆された。 次に、site-directed mutagenesis法によりYS29のZnFMに種々の変異を導入し、細胞の生育への影響を調べた結果、(1)YS29に存在する4つのシステイン残基のうち、第2、第3番目は欠失可能である事、(2)進化的によく保存されている、第1番目のシステイン残基は他のアミノ酸に置換可能であり、機能発現に必須ではない事が明らかとなった。
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