ジーンターゲッティング法による肝細胞増殖因子遺伝子機能の個体レベルでの解析
Project/Area Number |
05780512
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
上原 芳彦 関西医科大学, 医学部, 助手 (30223499)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 肝細胞増殖因子 / ジーンターゲティング / Scatter Factor |
Research Abstract |
肝細胞増殖因子(Hepatocyte Growth Factor,HGF)は、初代培養肝細胞の増殖を促進する活性をもつ蛋白性因子であり、Scatter Factor(SF)と同一の分子である。インビトロにおいては肝細胞以外の多様な細胞系に対して多様な活性をもつことが明かにされているが、現在までその生体内における生理機能に関して明確な結論は得られていない。本研究ではジーンターゲティング法を用いてHGF/SF遺伝子を欠損するマウスを作成することにより、個体レベルにおけるその機能を解析することを目的とした。 まず胚性幹細胞(ES細胞)と同じ129系マウスのゲノムライブラリーよりHGF/SF遺伝子をスクリーニングし、その第5エクソンをneo遺伝子と置き換えることでその活性を失わせる型のベクターを作成した。なおこのベクターには、相同組変え細胞を選別する際にFIAUを用いてネガティブ選択を行うためのHSV-tk遺伝子を連結した。エレクトロポレーション法によりこのベクターをES細胞に導入し、ゲノム上にある本来の遺伝子と変異遺伝子の間で相同組変えをおこした細胞をPCR、サザン法を用いて選別を行った。約700個のG418FIAU耐性クローンを解析した結果、7個の相同組変えクローンが得られた。それらの変異ES細胞をC57BLマウス胚盤胞に注入し、生まれたキメラマウスをC57BLマウスと交配した。その結果3個の独立したクローン由来のキメラマウスよりアグ-チ色のF1マウスが生まれ、それぞれの約半数が変異遺伝子を持っていることがPCR法により確認できた。HGF/SF遺伝子欠損マウスを作成するためそれらのヘテロ変異F1マウスどうしを交配したが、現在までホモ欠損マウスは生まれてこないことより、HGF/SF欠損マウスは胎生期致死であることが予想される。その詳しい時期、および原因については現在解析中である。
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Report
(1 results)
Research Products
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