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液胞形態形成におけるVAM7遺伝子産物の機能

Research Project

Project/Area Number 05780523
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cell biology
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

和田 洋  東京大学, 教養学部, 助手 (50212329)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords液胞形成 / オルガネラ / VAM7遺伝子 / 液胞膜
Research Abstract

液胞形態形成にはVAM7遺伝子の働きが必須であることが突然変異株を用いたこれまでの解析から示されている.VAM7遺伝子産物の機能とその細胞内局在を解析するために,まず,Vam7p特異的抗体の調製を行った.酵母VAM7遺伝子断片を大腸菌のbeta-ガラクトシダーゼのカルボキシル端に繋がったような融合タンパク質を発現するようなプラスミドを構築し、これを感染させた大腸菌をIPTG存在下に生育させ,菌体をフレンチプレスにより破砕したのち,ゲル濾過,DEAEを用いたイオン交換カラムクロマトグラフィーの手法によりlacZ-Vam7p融合タンパク質を精製した.また,グルタチオン-S-トランスフェラーゼとの融合タンパク質を発現するようなプラスミドも同時に構築し,グルタチオンセファロースを用いたアフィニティークロマトグラフィーによりGST-Vam7p融合タンパク質を精製した.これらの融合タンパク質をもちいて,まず,lacZ-Vam7p融合タンパク質をウサギに免疫し,粗Vam7p抗血清を得た.この抗血清を,GST-Vam7pをカップルさせたカラムを通すことにより,Vam7pに対して高い特異性を持った抗体を調製することが出来た.この抗体を用いて酵母の細胞破砕液を免疫ブロットしたところ,37-kDaのタンパク質が認識された.また,この抗体によって37-kDのタンパク質が免疫沈降された.VAM7遺伝子の構造解析の結果,Vam7pの大きさは37-kDと予想されていたこと,また,VAM7遺伝子欠損株の細胞破砕液中にはこのタンパク質が見いだされなかったことからこの37-Kdのタンパク質がVam7pであると結論した.細胞分画法によって細胞内小器官を分画したところ,Vam7pは液胞膜上に存在することが示された.Vam7pはその構造上,きわめて親水性の高いタンパク質であるのにも関わらず,オルガネラ膜上に存在したことは他の膜タンパク質との相互作用することが考えられる.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report
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  • [Publications] 和田 洋: "酵母の液胞形成" 蛋白質・核酸・酵素. (印刷中).

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Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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