• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

植物の細胞内シグナル伝達系の遺伝子の分離と解析

Research Project

Project/Area Number 05780527
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cell biology
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

宇佐美 昭二  名古屋大学, 理学部, 助手 (80242816)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords植物 / タバコ培養細胞 / 細胞分裂 / シグナル伝達 / 酵母変異株 / プロテインキナーゼC
Research Abstract

動物細胞や酵母における研究から、プロテインキナーゼC(PKC)などのリン酸化酵素によるリン酸化カスケイドが、細胞内シグナル伝達系を形成していること、このリン酸化カスケイドに関わる各々のリン酸化酵素が種々の生物種においてよく保存されていることが明らかにされている。我々は植物細胞においても類似したシグナル伝達系の存在を予想し、対応するリン酸化酵素遺伝子をクローニングすることを行ってきた。本年度は遺伝子クローニングのために、すでに出芽酵母において明らかにされているシグナル伝達系の種々の変異株を用い、その変異を機能的に相補する遺伝子をタバコ培養細胞のcDNAライブラリーから分離することを行った。その結果、十数種類の候補となるcDNAクローンを分離した。塩基配列を決定し、そこから予想されるアミノ酸配列を調べたところ、リン酸化酵素をコードしていると考えられるcDNAクローンは得られなかった。予想されたアミノ酸配列をもとにデーターベースによるホモロジーサーチを行ったところ、既知の遺伝子とホモロジーを示すものはなかったが、RNA結合活性示すドメインを含むもの、塩基性領域とジンクフィンガードメインと思われる領域を含むb-ZIP型の転写制御因子と考えられる遺伝子が分離されていることが明らかになった。これらの遺伝子産物が、実際に植物細胞内のシグナル伝達系に関与している可能性については現在のところ不明である。今回のスクリーニングに用いた一連の変異株は、いずれもその変異が不安定であり、変異の相補を見分けるのがかなり困難な株であったために、得られたcDNAクローンが必ずしも異変を相補しているとは言い難いものがあった。今後、別の変異株を用いることにより期待するリン酸化酵素遺伝子が分離できる可能性が残されている。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi