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Pax遺伝子群によって調節される神経発生機構の解析

Research Project

Project/Area Number 05780549
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Developmental biology
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

川上 厚志  名古屋大学, 理学部, 助手 (00221896)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsPax / paired box / homeo box / 神経分化
Research Abstract

神経系における細胞間の複雑な結合は、部域特異的な制御因子の発現と、それに続くシグナル分子やレセプター分子、細胞表面分子の発現調節によっていると考えられる。本研究では、神経系の分化と形成に重要な働きをする分子は、神経系の形成のごく初期に発現が誘導されてくるであろうとの予測に基づいて、制御遺伝子の標的遺伝子として、それらの分子の同定を試みようとしている。遺伝子の発現が細胞、組織の分化過程と相関していること、遺伝子群のいくつかのものについては突然変異体の表現型が特定の構造の欠失を伴うことなどから、ショウジョウバエのpaired遺伝子のホモローグとして同定されたPax遺伝子群に注目して研究を行っている。
本年度の研究成果は以下の点である。
(1)ニワトリの2から5日胚のcDNAから、RT-PCR法によってニワトリのPax遺伝子の同定を行った。Pax1.2.3.6.7.9のcDNA断片が同定できた。
(2)PCRクローンをプローブとして、Pax遺伝子群の中で神経系形成の後期にまで発現しているものを同定した。9日胚の脳のcDNAライブラリーをスクリーニングした結果、Pax6と7のみが単離できた。cDNAの全長を単離し、塩基配列を決定した。Pax7の全長のcDNAは、本研究が初めて明らかにできた。
(3)遺伝子の発現を個々の細胞レベルで明らかにし、また標的遺伝子の単離へとアプローチするためには、特異性の高い抗体が必須である。そこで、cDNAの部分を大腸菌で発現させて得られたペプチドを抗原として、Pax6および7に対する特異的なポリクローナル、モノクローナル抗体を作成した。現在、これらの抗体を用いて、Pax遺伝子の発現を詳細に解析している。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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