HRマウスを用いたイヌロ腔乳頭腫ウイルス増殖系の開発
Project/Area Number |
05780627
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Laboratory animal science
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
伊勢川 直久 千葉大学, 医学部, 助手 (70175199)
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Project Period (FY) |
1993 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | HRマウス / 紫外線 / ビ-グル / イヌロ腔乳頭腫 / COPV / L1 |
Research Abstract |
イヌロ腔乳頭腫ウイルス(COPV)のウィルスの増殖動物実験系の開発にあわせて、COPVのカプシド蛋白質L1遺伝子の解析を行なった。 1.HRマウスに対して紫外線照射誘導乳頭腫を作成し、COPVを接種後そのDNAを抽出した。ヒトパピローマ16型及びCOPVをプローブとし、サザンブロット法により遺伝子検出検索を行なった。 2.全長8.4キロ塩基対からなるCOPVウイルスDNAの遺伝子配置をウシ及びヒトパピローマウイルス(BPV-1とHPV16)DNAをプローブとし推定した。次いでCOPVのL1に相当部分のDNA塩基配列解析から、1509塩基(503アミノ酸)のL1解読枠を得た。(1)既知のパピローマウイルスのL1とアミノ酸レベルで比較すると、ヒトおよび他の動物のウイルスとの間の類似性はかなり低かった。(2)L1を基にした系統樹では皮膚病変型であるコットンテイルウサギ及びヒト1型パピローマウイルス(CRPVとHPV1)に近かった(3)BPV-1やHPV-6/11,HPV16などで報告のあるL1抗原エピトープに相当すると考えられる領域が6カ所散在していた。今後はL1蛋白質の三次構造とエピトープとの関係を解析し、免疫系でのL1抗原の認識機構について検討を加えたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)