レーザーによる経皮的内視鏡下僧帽弁形成術のための基礎的,臨床的研究
Project/Area Number |
05780644
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
今西 薫 東京大学, 医学部, 助手 (70168516)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | PTMC / 半導体レーザー / 血管内視鏡 / 血管内エコー / 僧帽弁 / 狭窄症 / 経皮的アプローチ |
Research Abstract |
【目的】1、L-PTMCをより安全確実に行うため、血管内視鏡、血管内超音波を併用する新しい手術器具および手術方法の開発を行う。2、上記システムを用いて動物実験を行いその有用性を評価する。【対象および方法】1、対象;雑種成犬を対象とした。2、手術装置;レーザー僧帽弁形成術用手術装置を従来型の血管内視鏡単独使用型(L-PTMC-1)から内視鏡および血管内超音波システム併用型(L-PTMC-2)に変更した。具体的にはL-PTMC専用ガイドカテーテルに血管内視鏡、超音波血管内イメージングシステム(CVIS)、石英ファイバーを内挿し一体成型とした。ガイドカテーテル先端にはレーザーチップを交連部に接触固定するためのMitral Gudewire(MGW)も装着した。3、動物実験;雑種成犬を左開胸し左心房よりL-PTMC-2を挿入した。最初にCVISにより僧帽弁弁尖、交連部の位置関係を確認しつつ、L-PTMC-2先端を交連部に移動させた。MGWによりL-PTMC-2先端を交連部に接触固定した。内視鏡先端より生理食塩水をフラッシュし内視鏡先端の視野を確保した。CVISおよび内視鏡を同時に使用する事によりレーザーチップが交連部に接触している事、冠状動静脈より充分距離がある事を確認した。交連部を半導体レーザーで照射した(照射条件;1000mW,10-15秒を1単位とし反復照射を行った)。4、病理組織学的検討;同定した交連部の焼灼状態を肉眼的、病理組織学的に観察した。【結果】L-PTMC-2により、レーザーチップと交連部、冠状動静脈との細かい位置関係の情報を得た。2)病理学的検討の結果、同定した交連部が確実に照射されていた。【結論】L-PTMC-2はCVISと内視鏡併用により、さらに有効に僧帽弁形成術を行う手術装置であると考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)