Project/Area Number |
05807143
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
須加原 一博 熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (20171126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 敏之 熊本大学, 医学部, 助手 (50253729)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 呼吸不全 / 肺表面活性物質 / 修復 / 遺伝子発現 / 肺胞上皮細胞 / アポ蛋白 / In situ hybridization |
Research Abstract |
1)リポポリサッカライド(LPS)による呼吸障害動物肺による肺胞II型上皮細胞増殖と肺表面活性物質アポ蛋白遺伝子発現-LPS経気道的に投与し、経時的に肺組織変化を検索し、肺胞II型上皮細胞増殖および間質細胞増殖による肺胞壁の拡大が、LPS投与後3〜5日に強く起こることが証明された。このことは、電顕的にも、抗SP-A抗体を用いた免疫組織化学的にも証明された。In situ hybridization 法によるアポ蛋白遺伝子SP-A、SP-BおよびSP-C mRNAsの発現を検索すると、SP-A、SP-B、SP-C mRNA すべて強い増加がみられた。特に気管支上皮細胞よりも肺胞上皮細胞に強く発現していた。これらの変化は、その後経時的に軽減し、4週間後には殆どコントロールレベルまで回復した。このことから、肺障害時の肺胞II型上皮細胞増殖および肺表面活性物質アポ蛋白遺伝子過剰発現は、肺病変修復過程に寄与するものと思われる。 2)肺胞上皮細胞増殖因子による肺障害修復過程の促進-これまでの研究で、aFGFファミリーが肺胞II型上皮細胞を特異的に増殖させ、かつ肺表面活性物質アポ蛋白遺伝子SP-A、SP-BおよびSP-C mRNAsの発現を増加させることが証明されたことから、このaFGFファミリー(aFGF、HGF、KGF など)によりブレオマイシン肺線維症を軽減できないか検索した。臨床的およぶ光顕的には抑制効果が観察され、現在アポ蛋白SP-A、SP-BおよびSP-C mRNAs発現を、in situ hybridization 法により検索している。1)のLPS肺障害で、HGF mRNAの発現を検索し、軽度の増加が得られた。 3)肺切除患者、肝切除患者および腎摘出患者における血中HGF レベルの変化-肝細胞増殖因子(HGF)は、肝臓だけでなく、肺や腎臓の増殖も促すことが実験的に報告されているので、それぞれの患者について周術期の血中HGF 値の変化を測定した。それぞれの患者で、術後1〜3日目に4〜5倍の増加がみられ、臓器の代償性肥大に、HGFが関与していることが示唆された。 4)糖尿病ラット肺において、グルコース・トランスポーター(Glut 1,2,3,& 4 mRNAs)の発現を検索しているが、軽度の増加がみられ、肺障害に何らかの関与が示唆された。
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