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高分解能クロマトグラフ法と超臨界流体抽出を利用した緑色系天然染料の研究

Research Project

Project/Area Number 05835008
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 文化財科学
Research InstitutionKyoto City University of Arts

Principal Investigator

秋山 哲郎  京都市立芸術大学, 美術学部, 助教授 (40026290)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森下 富士夫  京都大学, 工学部, 助教授 (30026281)
Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords高分解能クロマトグラフ法 / 超臨界流体 / 緑色系天然染料
Research Abstract

1.当研究の目的の一つである如何にして緑色の色素又は色原体を安定に取り出せるかについては
(1)超臨界流体による抽出(SFE)の過程を超臨界流体への溶解と系内の移動に分けて考える事により抽出条件の合理的決定が出来た。染料のモデル化合物を使った実験で抽出性を変動係数約5%にまで改善できた。
(2)次にオンラインSFF-HPLC(高速液体クロマトグラフィー)の実施条件の検討では、分析規模の試料についてはJoule-Thomson効果の利用により効率よく、しかもHPLCの分離効率の低下なく対象成分を捕集出来た。分取規模試料に対しては順相系で溶媒強度の低い移動相溶媒で捕集し、溶媒強度を上げて分離する事が出来た。
(3)以上の結果に基づいて、植物由来の緑色の染料物質の抽出、分離を試みたが、利用した検出器の特性もあってまだ多数の夾雑物の中から目的成分を確認、分離するには至っていない。しかし、LC分離で目的成分が含まれていると判断した画分について分離条件を変えて再分画し、分光測定によって同定を行う予定である。
2.研究のいま一つの目的は新しい緑色天然染料の探索であり、発色機構の解明であり、その応用方法である。
(1)緑色染については、上記1-(3)で述べた様にまだ完全に単離出来ていない時点では早計かもしれないが、二、三の例外を除き主要成分はクロロフィル又はその関連物質であると思われる。
(2)緑色の染料はクロロフィルが唯一であると仮定するならば今後クロロフィルの安定化にまとを絞って新しい緑色天然染料の探索の研究を推し進めたい。また、それを1-(3)で述べた実験研究の解決に繋げたい。
(3)また例えクロロフィル以外に色素が存在するとしても、植物染料を利用する際にはその採集時期にも大きく影響を受けるので、植物と色素の経時変化を追跡する形で新規緑色天然染料の探索を続けたいと考える。

Report

(2 results)
  • 1994 Annual Research Report
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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