Project/Area Number |
05851072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
英語・英米文学
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Research Institution | Sapporo University |
Principal Investigator |
時崎 久夫 札幌大学, 外国語学部, 助教授 (20211394)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | コーパス / 音調 / 遂行 |
Research Abstract |
平成5年度は、まず昨年度からの継続であった慣用的分詞構文の研究からとりかかった。交付された補助金によりノート型高性能パソコンを購入し、検索ソフトを用いてコーパスから例文データの収集を行なった。次にこの大量のデータを印刷し(購入したレーザプリンタによる)、関連するデータのみをひろい上げる作業を行なった。その際に検索スピードを上げるため、また印刷のためパソコン本体のメモリを増設した。 また辞書からのデータも収集するため、Oxford English Dictionary(CD-ROM版)とCDドライブを購入した。 結果としては、ロンドン-ルンド・コーパスから音調の情報が入った例を論文「慣用的分詞構文再考」の中に盛り込むことができた。この研究も遂行的分析が基になっているものである。よって理論的にも実証的にも納得のいく形で論文としてまとめられたと考えている。 結論は今まで主節を関連がないとされてきたいわゆる慣用的分詞構文も、遂行的分析を基にした語用論的観点からは、主節に関連しているというものである。 直接の研究課題である遂行的音調については北海道大学言語文化部園田勝英助教授の協力を受けて、ロンドン-ルンド・コーパスの記号を全体にわたって書き変える作業を行なった。これによってデータが利用しやすい形となり、今後は検索ソフトを用いたデータの収集を続けて行ない、理論的な考察を加えて論文の形にまとめ発表する予定である。
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