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種子の発するガスと窒素固定菌の増殖について

Research Project

Project/Area Number 05854078
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生態
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

太田 宏  東北大学, 理学部, 助手 (10221128)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords窒素固定 / 根圏 / ゆるい共生 / シアン
Research Abstract

本研究の目的は種子の発するガスの窒素固定菌に及ぼす影響について、主としてシアンガスと炭酸ガスについて調べ、種子菌における窒素固定菌の増殖要因を解明することにあった。
予備的な実験において炭酸ガスについてはその効果があまりはっきり出なかったので、以後シアンガスの効果について研究を進めた。
川砂を30gずつ7枚の9cmシヤ-レに採り、それぞれ濃度0,10^<-4>,10^<-3>,10^<-2>,10^<-1>,1,10MmのNaCNを毎日1mlずつ、1日目には3mMKのアミノ酸混合液1ml、シヨ糖10mM水溶液1mlと共に、2日目3日目には同濃度のシヨ糖溶液0.5mlとともに、4日目以降7日目までは単独で与えた。8日目にサンプルを菌数測定用と窒素固定活性(アセチレン還元活性)測定用に分け、それぞれ測定した。その結果、アセチレン還元活性、窒素固定菌の菌数共に10^<-3>のNaCNを与えたもので最大の値を示した。これより、シアンの存在が土壌中の窒素固定菌の増殖の促進に働くという事が明らかになった。そこで、次に川砂の土壌浸出液を10^<05>を加えた8段階の濃度のNaCNを含む培地で培養し、その後のアセチレン還元活性を測定したところ10^<04>でピークを示した。これは、土壌を用いた実験とは濃度の差が出たもののシアンが存在しない場合よりも存在する場合の方が窒素固定活性が高くなるという点では一致しており、先の結果を支持するものであると考えられる。
以上の結果より、炭酸ガスについては確定はしていないものの、やや否定的な結果になったが、シアンに関してはその窒素固定菌に対する効果を確認できたと考えている。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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