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廃棄物で造られた埋立地盤の液状化強度について

Research Project

Project/Area Number 05855071
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Geotechnical engineering
Research InstitutionKagoshima National College of Technology

Principal Investigator

前野 祐二  鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 講師 (20190316)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords焼却灰 / 液状化強度 / 等価ヤング率 / 減衰係数
Research Abstract

本研究の目的である焼却灰で埋め立てられた液状化強度特性、動的変形特性を当該年度で求めることができた。焼却灰の液状化強度は他の砂(同じ粒土分布を有するもの)と比較すると大きな値を示す。しかし、この焼却灰にれき分が混入されると小さい繰り返し荷重でも液状化の発生する可能性があることが明らかとなった。また、動的変形特性は等価ヤング率と減衰係数を求めた。等価ヤング率は他の砂(同じ粒土分布を有するもの)と比較すると値は小さく動的荷重により変形しゃすいことが明らかとなった。また、減衰係数は他の砂(同じ粒土分布を有するもの)と比較すると大きな値を示し、塑性変形の傾向を示すことが明らかとなった。また、等価ヤング率は繰り返し荷重を10回程度受けるまで、値が急激に減少するがそれ以降は値が一定値を示す。また、減衰係数は排水条件の時は、繰り返し荷重を50回程度受けるまで減少するがそれ以降は一定値を示す。しかし、非排水条件の時は、繰り返し荷重を20回程度までは減少するが、そのあとは、一定値を示さず増減を繰り返す特性がある。また、この焼却灰で注目することは微少な繰り返し荷重でも沈下が生じることが明らかとなった。すなわち、圧縮強度が引っ張りより弱いため構造物を焼却灰で埋め立てられた地盤に建造しても繰り返し荷重によって沈下が生じやすいことが予想される。このように焼却灰は他の砂とはかなり異なった動的特性を示し、埋立の際は突固めを行うだけでは、有効利用することは困難である。そこで、これからの研究は焼却灰にセメントや石灰を混ぜて地盤改良をする方向である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 前野 祐二: "焼却灰の動的試験について" 平成5年度西部支部研究発表会公園概要集. 542-543 (1994)

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      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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