Project/Area Number |
05855151
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Aerospace engineering
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
張 新宇 広島大学, 工学部, 助手 (30236830)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ラム加速器 / 衝撃波と燃焼の干渉 / 高速燃焼 / 2次元的可視化 / 斜め衝撃波 / 2段軽ガス銃 / デトネーション駆動 / 矩形加速管 |
Research Abstract |
スクラムエンジンの基礎研究及び新しい加速法の開発のため、ラム加速器の開発研究をこの一年間で行ってきた。本年度の研究実施計画を作成したとき、本研究を(1)デトネーションガス銃の開発、(2)同ガス銃の作成及び性能試験、(3)ラム管内の衝撃波・燃焼機構の解明の3段階に分けて進めることにした。本年度内では、その第1段階の完成を目標とした。 本年度の研究は計画通り進んでいると言えよう。計画目標のデトネーションガス銃の開発は既に完成しており、現在は第2段階の性能試験には入っている。デトネーションガス銃の全長が6mと小型ではあるが、重さ5g前後の加速体を1km/sec以上に加速することができる。このガス銃は、いわゆる2段階軽ガス銃であるが、従来のガス銃の初段の高圧気体や火薬の使用の代わりに、デトネーションを用いた。これによって、操作の簡略化、製作の安価化が出来、また、より高い自由ピストンの駆動圧力が得られた。本装置の重要な特徴の一つは、発射管及びラム加速管の断面形状が矩形のなっていることである。従来の装置は全て円筒形の断面を持ち、しかも加速体の飛行中心を保つため翼をつけていた。そのため、加速体周りの流れ場の可視化は非常に困難であった。本装置では、矩形管の内壁にガイドレールを設け、加速体の飛行中心を維持する。これによって、管壁に設けた観測窓を通して、加速体周りの流れ場を2次元的に観測することが容易にできるようになった。 研究成果は、日本航空宇宙学会の会議で公表した。また、平成6年の国際、国内の会議で発表する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)