Project/Area Number |
05856021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bioproduction chemistry/Bioorganic chemistry
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
中山 真義 帝京大学, 理工学部, 助手 (40237475)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ブラシノステロイド / ブラシノステロイド結合性蛋白質 / マングビーン / ユ-グレナ |
Research Abstract |
ブラシノステロイドが生理活性を示す植物組織を用いて、膜系に存在するブラシノステロイド結合性蛋白質の単離を試みた。 最初に、25C暗所で5日間生育させた黄化マングビーンの下胚軸を抽出材料として用いた。Trisバッファー(pH 8)で抽出後、4枚重ねのガ-ゼでろ過し、ろ液を6800gで10分間遠心分離を行った。得られた上清を133000gで30分間遠心分離を行い、得られた沈殿を膜分画とした。膜分画をクエン酸バッファー(pH 4-8)に懸濁し、トリチウム標識されたブラシノイド(120000 dpm)を加え、20Cで1時間、インキュベーションを行った。結合試験はWhatmann GF/Cを用いた膜ろ過法と、133000gで20分間遠心分離を行う遠心法で行った。いずれの方法においても、pH 6とpH 8の2箇所に活性のピークが認められた。これより、黄化マングビーンの下胚軸においては、pH 6とpH 8に至適pHを有する、2種類のブラシノステロイド結合性蛋白質が存在することが示唆された。また、膜ろ過法を用いた場合、遠心法に比べ特異的結合は高い値を示し、非特異的結合は低い価を示した。 次に、ユ-グレナSM-ZK株、緑化マングビーン胚軸、黄化イネラミナジョイント部を用いて、黄化マングビーンと同様の方法で抽出を行い、膜ろ過法を用いて結合活性の測定を行った。いずれの植物においてもpH 6とpH 8の2箇所に活性のピークが認められ、黄化マングビーンと同様、2種類のブラシノステロイド結合性蛋白質が存在することが示唆された。また、ユ-グレナ SM-ZK株、黄化イネに比べ、黄化マングビーン、緑化マングビーンにおいて高い結合活性が認められた。
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