Research Abstract |
このin vitro hynoxiaモデルにおける細胞死は、胎児のみならず生後ラットの培養中枢神経細胞においても確認された。すなわち、胎児より、生後における細胞の方がhynoxiaに対してぜい弱であった。この細胞死は、MK‐801などのグルタミン酸(NMDA)レセプターアンタゴニストやCa^<2+>キレーターであるEGTA、さらにビタミンEなどのfree radical scavengerなどで抑制された。つまり、この細胞死における過程では、前半ではグルタミン酸レセプターやCa^<2+>が、後半ではfree radicalsが関与していることが示唆された。さらに、現在では、2週間以上の培養にも成功しており、今後はこれに対して、インターロイキン6だけでなく、1beta,3,BDNF,NT‐3,NT‐4などを投与したり、DNAラダーの有無をみる予定である。
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