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眼球の大小と眼圧の影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05857186
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

今井 雅仁  山梨医科大学, 医学部, 助手 (90193656)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords眼圧 / 眼球の大きさ / 圧トランスデューサー
Research Abstract

眼球の伸展性をできるだけ統一するために成熟家兎を使用し、眼球の大きさが明らかに異なる4品種を選んだ。家兎38眼に対して、静脈麻酔下で角膜から前房内に2本のディスポ針を刺入固定し、1方に圧トランスデューサーを、もう1方にヘバリン加生理食塩水をつないで水銀柱にて圧をかけた。また、トランスデューサーのみ前房に刺入し圧変化用針を硝子体中に刺入する方法も試み、後者では生理食塩水にフルオレッセイン色素を添加し、実験終了後に眼球を割断して硝子体、水晶体のどの部位に色素が達しているかを確認した。これら2つの方法で、眼圧を順次上昇させながら各眼圧ごとに側管から0.3muの1の生理食塩水を前房内に注入した際の一時的な眼圧上昇量を記録し、さらに眼球を摘出して体積を測定した。結果は、まず眼球体積の大きいものほど一時的な眼圧上昇量が大きくなる傾向がみられたものの、角膜への針刺入方に問題があり、針先の位置、角膜への刺入角度などが影響して結果のばらつきが大きかった。今後さらに検討を加える必要がある。圧変化用針を前房内に刺入する方法と硝子体中に刺入する方法を比較すると、後者で一時的な眼圧上昇量が有意に大きかった。後者の方法が眼圧の変化を確実に捉えられる可能性があるので、さらに数を増やす予定である。後者では硝子体全体に色素は拡散し、水晶体後面、赤道部付近も染色されていて、注入された生理食塩水が前房方向へ通過してきていることを確認できた。以上の結果から、少量の房水の増加による眼内圧の上昇値が、眼球の大きさに影響を及ぼしている可能性があることを確認した。今後は、家兎の種の相違による眼球壁の厚さ、すなわち伸展性の相違なども考慮し、本法にさらに改良と検討を加えて実験を継続する。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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