アデニン・ヌクレオチド代謝測定を用いたストレス応答系解明の新たなアプローチ
Project/Area Number |
05857195
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
小児外科
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
雨海 照祥 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50175923)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 消費熱量 / 間接カロリメトリー法 / エネルギー・チャージ |
Research Abstract |
術後の栄養管理を適切に行い、術後合併症の発生を減らし、術後成績を上げるために極めて重要な課題である。今回我々は手術侵襲前後での呼気ガス分析によるエネルギー消費量(EE)の測定および血球中のエネルギー消費量(energy charge)を測定し、新生児・乳児の手術侵襲に対するエネルギー応答系を検討し、ストレス応答系を解明することを目的とした。そこでEEの測定に用いられる間接カロリメーター(IC)が成人用に作製されており、1回換気量の極めて少ない新生児のEE測定が可能かどうかの検討を行った。すなわち呼気がすのガス濃度を模した標準ガス(0_215.07%、CO_24.97%)を小児肺モデルを用い、新生児の分時換気量分を用手的にICのcanoopy内に排出し、呼吸運動のシミュレーションとした。これらシミュレーション呼気ガスをIC回路及び現在呼気ガス濃度分析において最も信頼性の高いとされるWestron社製マス・スペクトロメトリー(MASS:-1400)および流量計として極めて信頼性の高い圧較差式流量計(WLCU-520)により検定した。その結果ICとMASSの濃度誤差率は0_2+2.7%、CO_2-6.6%であり新生児呼気ガス濃度分析可能であることを明らかにした。次に新生児・幼児の手術侵襲前後でのICによるEEと血球のenergy chargeを検討した結果、それぞれの手術後の変化はEETOenergy chargeはそれぞれ+15%および10%の亢進がみられた。これらの傾向は今までに全く解明されておらず我々が初めて明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
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