Project/Area Number |
05857222
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
斉藤 福一郎 鹿児島大学, 歯学部・付属病院, 助手 (70186956)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 模型分析 / 総義歯 / 3次元再構築 / 半導体レーザー変位計 / 対向関係 / 画像処理 |
Research Abstract |
総義歯を製作するうえで、上下無歯顎石膏模型の対向関係の分析は非常に重要なステップであり、本研究では、これまでの画像処理ならびに3次再元構築法の成果をもとに、上・下顎の対向関係をコンピュータグラフィックスを用いて分析する方法を開発するとともに、無歯顎対向関係のデータの保存、症例間に比較に利用する方法について検討した。 半導体レーザー変位計、X-Yテーブルおよびパーソンルコンピュータにより構成される3次元デジタル座標測定機を試作し、上下無歯顎石膏模型の表面形状ならびに各模型上に設置した咬合床に設けた基準点を半自動で計測した。次いで、これらの計測データをもとにスプライン補間を利用してCRT上に石膏模型の形状の3次元構築をワイヤーフレームモデルとして行った。さらに、咬合床に設定した基準点を利用して水平基準面を作製し、この基準平面を利用して解剖学的歯槽頂を求めるソフトウェアと、上下顎堤の対向関係の評価を行うソフトウェアを作製した。 現在、評価結果の一部(解剖学的歯槽頂)を画像処理装置に転送し、テレビカメラにより入力した石膏模型の画像上に重ね、モニター画面を確認しながら評価結果をトレースすることが可能となった。また、このようにして合成された画像を、石膏模型の分析結果として光磁気ディスクに保存することも可能である。 今後、同様の方法で、基準平面に対する顎堤の傾斜度の評価を行えるよう、改良を加える予定である。
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