Project/Area Number |
05857259
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
井上 誠 名古屋市立大学, 薬学部, 講師 (50191888)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ジャガイモ / インターフェロンgamma / タンパク質生産 / 植物体再生 / プロトプラスト |
Research Abstract |
動物蛋白質を植物塊根、塊茎に特異的に発現させ、目的とする蛋白質を大量に容易に得る方法の確立をめざして研究を進めた。本年度は特にプロトプラスとから植物体の再生、培養系での塊形成の方法を確立させ、塊茎での蛋白質の同定を目的とした。そこで、まず、CaMVプロモーター、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ遺伝子、NOS poly(A)を組み込んだプラスミッド(pCaMVCAT)のCAT上流に各種の長さのパタチンン遺伝子上流のシグナル配列をつなぎ合わせたベクターを作成した。 プロトプラストは無菌的にMurashige-skoog培地で育種した植物体の幼葉より、1%セルラーゼ(オノズカR-10)/0.5% Macerozym(オノズカ)/10mMCaCl2/0.42Mしょ糖/V-KM培地で調製した。調製したプロトプラストにプラスミッドをエレクトロポレーション法で導入した。 プロトプラストからの植物体の再生は、まず、プロトプラスト用培地で培養後、インドール酢酸10muMを含有するLS培地でカルスを誘導後、10%ショ糖、インドール酢酸1muM,ベンジルアデニン10muMを含有するLS培地で葉茎分化培地に移し、その後、10%ショ糖、0.1muMインドール酢酸含有LS培地で生育させたのち、鉢上げした。結果は、これらの方法ではイモは形成されなかった。そして、植物体の各組織におけるCAT遺伝子の発現を測定したところ、カルス、葉茎培養後の葉、茎、さらに、根分化後の根において、同様な発現がみられたが、組織の特異的発現は観察されなかった。
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