「メディア環境」としての家(イエ)……生活情報論的観点から
Project/Area Number |
05858005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
家政学
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
藤本 憲一 武庫川女子大学, 家政学部, 講師 (00248121)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | メディア / 環境 / 情報 / 円形の触覚空間 / ビジュアル・イメージ / 同心円モデル / メディア反射型コミュニケーション / 家のメディア核 |
Research Abstract |
「家族成員における意識的および無意識的なメッセヘジのやりとり」という生活情報論的な観点から、調査・分析・考察を加えた結果、「メディア環境としての家」という次の4つの特徴を得た。 1/無機物と有機物、自然物と人工物の区別には意味がない。特に非-帯電物と帯電物、道具と家電(ホームエレクトロニクス)の間に区別を立てる必要はない。 2/生命体と非生命体の区別には意味がない。たとえば家の中のモノの場合、道具と家電とペットの区別を立てることはできない。 3/モノの群れを常時、離散的な個物の集合であると捉えるだけでなく、場合によっては、それを連続体的な環境として認識する必要がある。 4/モノすべてを、「メディア反射型コミュニケーション」における「可能的なメディア単体」および「可能的なメディア群」として認識する必要がある。 マクル-ハンの「円形の触覚空間」という視点、および「同心円モデル」手法の導入により、アンケート調査によって、「家のメティア核」の所在を追及した。 その結果、「テレビ系」50.6%、「食卓&キッチン系」22.5%、「居間系」7.9%、「メモリアル系」5.6%など(以下省略)、現代核家族における新しい「メディア核」の出現が発見された。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)