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寒冷・有風環境下運動時の生体反応

Research Project

Project/Area Number 05858016
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionSendai University

Principal Investigator

高橋 弘彦  仙台大学, 体育学部, 講師 (50240940)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords寒冷環境 / 気流 / 運動 / 生体反応
Research Abstract

運動時の酸素消費量は、無風条件に比較して有風条件(2.2m/s、3.2m/s)が高い傾向を示し、風速2.2m/sの条件では、無風に比較して有意(p<0.05)に高い値を示した。回復期の酸素消費量においても2.2m/sが高い傾向を示した。運動時の酸素摂取率についてみると、2.2m/sが無風、及び3.2m/sに比較して高い傾向を示したが有意差は認められなかった。運動時の平均心拍数は、2.2m/sの条件で最も低い値を示し、3.2m/sとの間に有意差(p<0.05)が認められた。最大心拍数についても、平均心拍数同様、2.2m/sが3.2m/sに比較して有意(p<0.05)に低い値を示した。運動に伴う直腸温の上昇度は、各条件ともほとんど差がみられなかったが、平均体温の上昇度については、3.2m/sが無風に比較して有意(p<0.01)に低い値であった。回復時における直腸温の低下は、無風条件に比較して有風条件で大きい傾向を示した。体重減少量については、有風条件で低い傾向を示し、3.2m/sは無風に比較して有意(p<0.05)に低い値を示した。
これらのことから、寒冷環境下における運動時の気流の影響については、運動時の体温の上昇及び発汗量を抑え、運動後の体温の回復を早める可能性はあるものの、酸素消費量からは生体負担が大きくなる可能性もあるものと考えられる。また、今回の実験で、気流速度の違いにより有意差が認められたのは心拍数のみであり、今後さらに速い気流速度条件を加えて検討する必要があるものと思われる。
一方、裸体無風条件と着衣無風条件との比較では、運動中の心拍数、体重減少量、直腸温上昇度について有意差(p<0.05〜0.01)が認められ、着衣の有無による反応差がみられた。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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