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日本の教師はアメリカの授業をどうみるか-教師の実践的知識を支える信念の抽出

Research Project

Project/Area Number 05858030
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educational technology
Research InstitutionOsaka Kyoiku University

Principal Investigator

森田 英嗣  大阪教育大学, 教育学部, 講師 (50200415)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsアメリカ / 授業 / 現職教師
Research Abstract

○研究1について
現職教師特異だと感じた箇所については、全般に、授業の内容(教材の適切性や、授業の展開)に関することよりも授業の形態に関することが多かった。特に、集団を前提とせず、教師対子どもという関係に終始することが多いこと、例えば指名の仕方、教師の発言が多いことなどが現職教師にとって特異に感じられたようであった。しかし学生は、学級の雰囲気、生徒の様子など、表面的な事象に注目することが多く、授業を批評する観点が形成されていないように思われた。しかし、提示したアメリカ授業の中で特に特異だと思われる程度が高かったものはなかった。
○研究2について
アメリカ授業に関する現職教師の批評として目立ったものは、理解の遅い子ども側にたった批評であった。例えば、全般的に授業の展開がリズミカルである一方、理解の遅い生徒にとっては展開がはや過ぎること、また展開がリズミカルとはいえ単調で、例えば子どもに考えさせるというよりも正答がでるまで片っ端から指名していたり、逆に理解の速い子のみに指名が片寄ったりしがちであることなどが多く指摘されていた。しかし、多少の例外が認められるとはいえ、学生の批評は研究1と同様に表面的なものが多く、全般的に教職経験の豊富な教師は、集団づくりやそれを前提とした話し合いが学習者の理解へ及ぼす肯定的な影響についての信念を持っているようであった。
今後の課題として、アメリカの授業を批判する用語(実際、現職教師はタクト、揺さぶり、練り上げ、山場など授業作りにかかわる専門的用語を多数用いてした)と日本の授業を批評する用語の差異を明確化し、より質的な分析の必要性があるようだ。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

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