• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

リボヌクレアーゼを基本骨格とする細胞増殖抑制活性蛋白質の蛋白質工学による創出

Research Project

Project/Area Number 05858093
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Biophysics
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

妹尾 昌治  岡山大学, 工学部, 助教授 (90243493)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsリボヌクレアーゼ / ヒト膵臓由来遺伝子 / cDNAクローニング / 組み換え体蛋白質 / 細胞増殖抑制活性 / 蛋白質工学
Research Abstract

リボヌクレアーゼ(RNase)はその構造がよく研究されているにもかかわらず生理的意義についてはまだ十分に理解されているとは言えない。RNaseスーパーファミリーとして見つかった蛋白質は数も多く、最近ではウシ精液中のBS-RNaseやカエル胚由来のP-30のように抗癌作用や免疫抑制活性をもつものも報告されている。ところが、ヒトの蛋白質でこれらの蛋白質に相当するものはまだ見つかっておらず、その医療への応用段階で抗原性が必ず問題となる。そこで、本研究ではヒトRNaseAのアミノ酸配列から予想されるオリゴヌクレチド配列をプライマーとしてPCRを用いてcDNA断片をヒト膵臓由来cDNAライブラリーより増幅し、これをプローブとしてRNaseAをコードするヒトcDNAを単離した。ヒトRNaseA cDNAの単離は世界的に初めての試みであり、本研究で解析した核酸塩基配列はDNAデータベース(DDBJ、EMBL、NCBI)に登録した。この塩基配列の解析によりヒトRNaseAは分泌シグナル28アミノ酸残基と成熟蛋白128アミノ酸残基で構成されていることがわかった。さらに、このcDNAをT7プロモーターの支配下において大腸菌で発現させると組み換え型ヒトRNaseAはインクルージョンボディを形成することがわかったため、現在は可溶化および巻戻しの条件を検討している。この条件検討により活性を有する組み換え型ヒトRNaseAを大量に調製する系が確立できる。さらにこの蛋白質を用いて培養細胞に対する増殖阻害効果を調べるとともに、既に入手したヒトアンギオゲニンcDNAとの融合によるハイブリッド蛋白質やミュータント蛋白質の構築などの蛋白質工学的手法によって改良を施しBS-RNaseやP-30に比べて抗原性の低い抗癌剤やRNAウイルスの感染予防薬として応用できる可能性を探る

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2018-06-07  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi