Project/Area Number |
05858099
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Gifu Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
佐藤 仁彦 岐阜薬科大学, 薬学部, 助手 (00240945)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | src / メタロチオネインプロモーター / 神経細胞 / PC12 / NGF / RT-PCR |
Research Abstract |
1.重金属でsrc遺伝子の誘導可能な細胞株の作製 まず、トリ由来のv-src遺伝子をセンスならびにアンチセンス方向にして、ヒトメタロチオネインプロモーターの下流に組み込んだプラスミドを作製した。次に、このプラスミドをpSV2neo(G418耐性遺伝子を含む)と一緒に、神経細胞分化のモデル系であるラット褐色細胞腫PC12細胞に導入し、G418存在下で培養を続け数十のクローンを得た。これらのクローンについて、重金属添加によるv-src遺伝子の発現変化をRNAベルで観察したところ、重金属の有無によりv-src mRNAの発現量が変化する細胞株がいくつか存在し、実験目的に適いそうな細胞株を得ることができた。 2.RT-PCR法によるNGF mRNAの発現変化の解析 PC12細胞においてNGF刺激によるNGF遺伝子の発現をRT-PCR法により解析した結果、 (1)mRNAレベルでは常にNGFの発現が見られること (2)NGF刺激により特異的な形のNGF mRNAが発現することが明らかになった。 現在、src可誘導細胞株を用いて、src遺伝子の発現促進または抑制によるNGF遺伝子の発現変化や形態変化などについて解析を行うと共に、NGFのpromoter領域を単離しNGFの発現調節機構について解析を進めているところであり、NGFとの関連性を含めたsrcの生理的役割についてより深く理解していく予定である。
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