Project/Area Number |
05858109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nerve anatomy/Neuropathology
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
黒川 清 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (40215083)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 線虫 / オキシトシン / サブスタンスP / in situハイブリゼーション / 免疫組織化学 |
Research Abstract |
線虫における種々の神経ペプタイドの存在を免疫組織化学の手法を用いてスクリーニングした。オキシトシン、サブスタンスPに対する抗体に対して陽性を示す細胞が存在することを見いだした。このうちまず最初に、比較生物学的に解析の進んでいるオキシトシン類似物質についての解析を進めた。ラット・オキシトシン遺伝子をプローブとして線虫染色体DNAをサザンブロット解析したところ、ラット・オキシトシンと高度に相同する遺伝子を確認した。その後、このオキシトシン類似物質の遺伝子の遺伝子座を決定するために、まず英国MRC研究所のDr.Alan Coulsonより供与されたYACフィルターを用いたマッピングを行ったところ、この遺伝子座は第一染色体セントロメア近傍に存在することを確認した。現在、さらに精細な解析を行っている途中である。 また、神経ペプタイドの発現をmRNAレベルで分析するために、迅速・簡便な非放射性標識によるin situ hybridization法の開発が必要となったが、これを申請者は新たにPCR法を応用してクローニングする必要のないcRNAのin vitro合成法を考案し、平成5年度の組織細胞化学会(神戸)において発表した。この方法を用いて線虫におけるオキシトシンの存在をmRNAレベルで検討している。 一方、サブスタンスPについては、腹部に存在する大型のニューロンのみが免疫学的に陽性を示すことを見いだし、このニューロンの同定を試みたが、光学顕微鏡レベルの観察では不可能であるので、さらに電子顕微鏡による微細な構造解析と共焦点顕微鏡による3次元的解析を現在続行中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)