電磁気調査および古地磁気による遺跡探査法の開発研究
Project/Area Number |
06204205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
前川 要 富山大学, 人文学部, 助教授 (70229285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 英男 富山大学, 理学部, 助教授 (30134993)
広岡 公夫 富山大学, 理学部, 教授 (30029467)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 探査 / 電気 / 磁気 / 電磁気 / 地磁気 / 熱履歴 / 遺跡 / 窯 |
Research Abstract |
平成6年度は,各研究手法の精度の向上と応用範囲の拡大を目指して研究を進めた。その為に必要な機器とソフトゥエアの改良も併行して行う。探査として磁気探査(全磁力,帯磁率),電気探査と電磁探査を行った。また被熱遺構の熱履歴検討に岩石磁気と考古地磁気調査も行った。対象地域としては,富山県立山室堂遺跡,同越中瀬戸遺跡,青森県十三湊遺跡,富山群馬県子持村、大学内における人工的な埋設実験などである。 1.微弱な被熱遺構の調査・探査精度を高める為,地質学的な検討を加え,土壌の磁気特性(帯磁率,磁気ヒステリシス等)も考慮し,磁気探査と電磁探査を利用した。 2.土間建造物など,踏み締めによる電気比抵抗の差が予想される遺構では,電気探査と電磁探査を主に用いた。 3.探査は発掘前だけでなく,発掘後(途中)に遺跡の発掘面で実施し結果を比較する。特に発掘後の探査は遺跡復元の新たな方法となる可能性があることが,昨年度同様追認された。 4.岩石磁気調査による熱履歴測定法を古窯跡について更に改良し,被熱遺構周囲への熱影響も含めて被熱過程の詳細を探る方法を確立した。 設備備品として購入した強制電極法の機器を使用して埋設実験を実施した。
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Report
(1 results)
Research Products
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