Project/Area Number |
06206106
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
加藤 剛 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (60127066)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泉田 英雄 筑波大学, 芸術学系, 講師 (70203057)
深見 純生 桃山学院大学, 大学部, 助教授 (40144555)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | 植民地都市 / 東南アジア / 社会史 / バタビア / ジャカルタ |
Research Abstract |
本研究の狙いは、東南アジアの植民地都市、なかんずくオランダ領東インドのバタビアを対象として、東南アジアの地域性の形成論理に関するモデル構築の可能性を探ろうとするところにある。 上記の目的を達成するため、平成5年度から6年度までの2年度の計画を立て、第一年度は主として資料収集に力を注ぎ、第二年度の今年度は、研究組織のメンバー各自による研究課題の追及に専念することにした。両年度ともにおいて、研究会を積極的に開催した。 今年度の研究会は、年度をつうじて四回開催した。それぞれの総合タイトルは、「都市の諸相:メキシコ市・ジョホールバル・香港・バンコク」「フィリピン都市の意味空間」「祝祭空間としての都市 I」「祝祭空間としての都市 II」である。毎回二人から四人の話題提供者を招き、泊まり込みで行った。研究会には、研究組織のメンバーだけではなく、外部からの話題提供者や出席者を募るよう努力し、この点では、小さいグループながら充実した研究会をもつことができた。二年計画の最終年度にあたる今年度は、研究会開催以外は、既述のように研究組織メンバーが各々の研究テーマに専念することを目標としたが、全体的にその目標を達成することができた。 平成7年度には、研究報告書のまとめ・刊行を実現する予定である。研究組織メンバー3人に研究協力者のヨハネス・ウィドドを加え、計5章立ての報告書を計画している。タイトルは「植民地都市の社会史:オランダ領東インドの事例」である。
|