Project/Area Number |
06207210
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
岡田 光弘 慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (30224025)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | モンターギュ意味論 / 可能世界モデル / 法律エキスパートシステム / 指示的意味論 |
Research Abstract |
論理的意味論に基づく法律文の知識表現論及びこれを用いた法律文の意味分析システムの開発を行った。特に本年度は、論理的意味論のフレームワークの整備を終えた。我々の確立した論理的意味論のフレームワークはモンターギュ意味論をベースにしたものである。これは、高階論理(タイプ理論)と可能世界意味論を組み合わせた内包高階論理の形式言語上に法律文の解釈を与え、この内包高階論理のモデル上で、解釈された法律文の意味を与えるものである。我々のモンターギュ意味論の形成に当たっては、特に格文法を基本として、カテゴリアル文法(既約文法)及び高階論理言語のタイプ構造を定めた。この格文法構造に立脚したモンターギュ意味論のフレームワークにより、国際法のエキスパートシステムの形成のような日本語を含む多言語間に共通する意味分析体系の構築の基礎が与えられた。
|