Project/Area Number |
06212214
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
谷内田 正彦 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (20029531)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 康史 大阪大学, 基礎工学部, 講師 (60231643)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
|
Keywords | 感性情報 / 検索システム / 配色 / 好み / 迷い / コミュニケーション |
Research Abstract |
本研究では、人が快適と感じる場合の感性を対象とし、人の快適感を計測し、その結果を計算機にフィードバックすることで人に快適空間を与えるシステムを構築することを目指す。具体的には、感性語を通して被験者と計算機とがコミュニケーションし被験者にとって心地よくデザイン(配色)を決定できるシステムについて研究した。従来配色等を決定するシステムには、感性キーワードを用いデータベース内の情報を検索するものがある。しかしこの様なシステムでは、試行を繰り返すことで個人に適合した情報を検索することはできるが、人の心理変化に対し追従することは困難と考えられる。本システムでは、複数のデザイン候補(配色、構図、環境条件の組合せ)の中からコミュニケーションにより、現時点での被験者の心理状態にあったデザインを推定、コミュニケーションと言う時空間内で快適にそのデザインに向かうことができる。 本年度は以下の3つに関して研究した。 1)配色・構図・環境条件から構成される表現空間と感性語とを関連つけ、これらをデータベースとして感性データベースを構築した。さらに被験者が指示した感性語により、データベースから複数のデザイン候補を抽出する機能を実現した。 2)複数のデザイン候補の中からコミュニケーションにより、感性データベースを被験者の好みに合わせたデータベースを更新する機能を実現した.結果として,現時点での被験者の心理状態にあったデザインを初期候補として提示することができ,検索の効率が向上した. 3)ある程度絞り込まれた候補は,被験者の好みを反映している場合が多い.従って,最終候補を決定するさい迷いが発生しやすい.本システムでは,被験者がデザイン選択を快適に行える様に好みでなさそうな方のデザインの配色を若干変更することで(被験者には気づかれない程度),視覚印象を変える機能を実現,最終候補への絞り込み時の選択性が向上した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)