アイコンのデザインとユーザがアイコンから受ける印象に関する研究
Project/Area Number |
06212216
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
田中 稔 山口大学, 工学部, 教授 (40112023)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
守田 了 山口大学, 工学部, 助手 (70253169)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | アイコン / デザイン / 印象 / アイコニックシステム / 制約記述 / 多次元尺度法 / データベース / ユーザシンタフェース |
Research Abstract |
研究の目的はアイコンのデザインと受ける印象との関係を抽出することである. これまでに,絵シンボルの制約に基づく記述と生成およびデータベースからの絵シンボルの非対話的抽出について検討してきたが,本年度はデータベースに入れるべき絵の対話的評価法について検討した. ある機能を伝える絵を適切に構成することは困難な問題である.これを扱うため,機能を名詞に,名詞を絵の基本要素に対話的に対応づけ,機能と絵の関係を抽出した.また,デザインと印象を物理量に結び付けるために,デザインを制約記述で定式化し,印象を多次元空間における配置とすることで,印象とデザインの関係を抽出した. ユーザの絵に対する印象を評価する具体的な方法は次のとおりである.1.制約を変化させ,種々の絵を生成する.2.すべての絵の組合せに対して,2枚の絵の機能に関しての類似度を対話的に抽出する.3.得られた類似度をもとに多次元尺度法を用いて,多次元空間にアイコンの絵シンボルを布置する.4.布置の様子の評価と絵の制約の関係から,ユーザにとって好ましい絵に対応する制約を求める. 研究の成果として,以下のことが期待できる。1.システムに固定されたアイコンの絵シンボルを用いる従来のシステムとは異なり,同じコマンドに対してよりユーザの嗜好にあった分かりやすいアイコンが出力される。2.ユーザはアイコンを定義するたびに絵シンボルを定義しなくてもよいため,ユーザの負担が軽減される。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)