Research Abstract |
1.因子環Aの部分因子環Bに対して、JONESが与えた基本的拡大環<A,e_B>とは、本質的に異なる拡大環<A,γ>をBCAの構造をきちんと反映している自己準同型写像γを用いて、構成する方法を与えた。 ・AがII_1型因子環で、Bの指数がλ^<-1>のときには、<A,γ>はIII^λ型因子環となる。 ・AがAFD(近似的有限次元環)のときには、<A,γ>もAFDである。 ・Aの自己準同型写像γは、<A,γ>の自己準同型写像γに拡張される。もし、γがOCNENUの意味でCANONICALならば、γはLONGOの意味でCANONICALとなる。 2.1の手法をC^*-環Aに対して適用して、<A,γ>が単純C^*-環になる為の条件を求め、非可換単純C^*-環の中で最も重要なCUNTZ環との関係を調べ、CUNTZのCANONICAL自己準同型写像がγで表わせること等を指適した。
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