電解生成ゲルミルアニオンおよびシリルアニオンの研究
Project/Area Number |
06226280
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Polytechnic University |
Principal Investigator |
岡野 光俊 東京工芸大学, 工学部, 助教授 (30194377)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | アニオン / ゲルミルアニオン / 電解還元 / 核磁気共鳴スペクトル |
Research Abstract |
ケイ素および鉛を中心元素とするアニオンを安定な形で生成する事はできなかった。ケイ素については、予想以上に反応性が高いことになる。鉛についてはある程度安定とみられたが、不純物が多く詳しい解析にたえるデータとは言えないので、実験条件の改善が更に必要である。 低温におけるアニオンの蓄積とそのNMRによる測定といった本研究の手法がどこまで有効であるかという点については、その対象を(1)ポリゲルマンから生成したアニオンと(2)炭素中心カチオンという点において大きく広げることができた。ポリゲルマンからのアニオンの生成については、電気化学的ポリゲルマンの合成におけるバックバイティングの現象との兼ね合いで重要な知見が得られた。つまり、電気化学的ポリゲルマンの合成においてもバックバイティングが起こること、そして、電気化学的手法は金属ナトリウムを使う方法に比べて反応の進行を細かく制御できるため、バックバイティングの研究に適していることがわかった。炭素中心カチオンについては異なる出発化合物からのカチオンの生成や、様々なカチオンの生成を行ったが、今後も更に適用範囲を広げていくための足がかりを得ることができた。本研究手法による研究のために適した安定性を持つカチオンの構造を探索したが、最適の安定性を持つカチオンにはまだ至っていない。 ゲルミルアニオンの反応性については、フェニルアセチレンおよびその誘導体との反応および4-tブチルシクロヘキサノンとの反応について行った。二種類の立体異性体が生成物として得られ、いずれの反応の場合にも、テトラブチルアンモニウムを対カチオンとする電解生成アニオンは、通常のリチウムなどを対カチオンとするゲルミルアニオンとは異なる生成物分布を示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)