Project/Area Number |
06227259
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
持田 邦夫 学習院大学, 理学部, 教授 (20118772)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 保夫 学習院大学, 理学部, 助手 (40265575)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
|
Keywords | ポリゲルマン / σ共役系高分子 / 光・電気特性 / 高機能性材料 |
Research Abstract |
ポリゲルマンのゲルマニウム-ゲルマニウム結合のσ共約に起因する特異な物性や反応性を明かにし、その成果を基に新しい機能性材料としての可能性を検討した。 (1)ポリゲルマンの吸収・発光特性 ポリゲルマンは可視・紫外部に特異な吸収極大を示し、その値は分子量の増大と共に長波長側にシフトする。また、長鎖アルキル(炭素数4以上)のようにかさ高く、一定の分子量(約3千程度)に達するとサーモクロミックな性質を示す。ポリゲルマンの発光スペクトルは可視部にブロードに現われ、寿命は極めて短い。 (2)ポリゲルマンのイオン化ポテンシャル ポリゲルマンのイオン化ポテンシャルは分子量の増大と共に小さくなり、5-6eVでほぼ一定になる。 (3)ポリゲルマンの熱・光特性 ポリゲルマンは可視・紫外部に吸収極大を持つので、紫外光に対して高い反応性を示す。ポリゲルマンを光照射すると分子量の減少が起きる。同様なことが熱反応でも認められる。 (4)ポリゲルマンの正孔移動度の検討 ポリゲルマンの正孔移動度を測定し、新しい感光体(OPC)としての可能性を指摘した。
|