Project/Area Number |
06233212
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
加藤 正二 京都大学, 理学部, 教授 (80011534)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福江 純 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (80173326)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 降着円盤 / 活動銀河中心核 / X線星 |
Research Abstract |
活動銀河最深部の降着円盤のモデルをつくることを目的にして,光学的に薄い高温度の降着円盤のモデルについて検討した.その結果,advectionによるエネルギー輸達が重要であることを指摘した.従来の光学的に薄い降着円盤のモデルではadvectionの効果は無視されていた.しかし,質量降着率がある臨界の値を越えて大きくなると,定常モデルでは,粘性で発生したエネルギーを全てその場で輻射として放出できず,ガスの内部エネルギーとして降着流と共に運ばれなければならないこと示した(Abramowicz,Chen,Kato,Lasota,and Regev).これによって,光学的に薄い降着円盤の構造は従来考えていたものとかなり異なるものとなる. 降着円盤の振動に対する安定性を知るには,粘性の振る舞いを理解する必要がある.従来は振動による系の時間変動に乱流が即座に対応できないことを考慮に入れた乱流の定式化が行われていなかった.この効果を入れると,降着円盤の振動に対する不安定性が従来考えていたものより弱まる筈である.このことを新しく乱流の定式化を行い示した(Kato). その他,本課題に直接関係の無い分野の研究で数編の論文を発表している.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)