STM/STSによる光励起された金属酸化物表面における電子状態の原子レベル観測
Project/Area Number |
06236224
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ashiya University |
Principal Investigator |
小塩 高文 芦屋大学, 教育学部, 教授 (20046676)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江原 襄 芦屋大学, イオン工学研究所・第3プロジェクト, 室長
酒井 義之 芦屋大学, 教育学部, 教授 (50187001)
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Project Period (FY) |
1993 – 1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | STM / STS / 酸化バナジウム / UV光 / 光励起 / 超高真空 |
Research Abstract |
光触媒の高活性材料であるV_2O_5表面にUV光を照射し励起電子の振る舞い(エネルギー変化、空間分布)を原子レベル分解能で知るためSTM/STS観測を行った。励起による表面電子状態の変化はI-V特性の変化として観測されるが、原子レベルの空間分布を得るためにUV光ON,OFF時でのトンネル電流差とそのエネルギー依存性を同時に得るSTS分光法の開発を行った。その結果、UV光照射により吸着酸素上でのempty stateの密度増加が観測され、その空間分布も得られた。これはUV光照射により表面酸素の電子がバナジウムイオン側に励起され電荷移動励起三重項状態となっているものと考えられる。 また、V_2O_5(010)洗浄表面の1×1構造のSTM観測に成功した。試料は超高真空中640℃で加熱処理することで原子レベルでの平滑面となり、表面バナジ-ル酸素が脱離する。その時の非占有状態のSTM像はバナジウムイオン像に対応し各バナジウムイオン間隔は単位格子定数と一致した。さらに探針先端の形状に数種のSTMパターンが得られることも判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)