官能基修飾された天然補欠分子とアポ蛋白質との複合体形成による機能性超蛋白質の合成
Project/Area Number |
06240241
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
浜地 格 九州大学, 工学部, 助教授 (90202259)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 再構成法 / ミオグロビン / 超蛋白質 / 糖応答性 / 光駆動 |
Research Abstract |
本研究の目的は、非天然機能分子を化学修飾した補欠分子(我々はヘムを用いた)のアポタンパク質への取り込みによる超ヘムタンパク質複合体を構築し、天然の機能を越えるような新しい機能発現を目指した天然超タンパク質分子の分子設計指針を確立することである。 本年度はこのために糖類と水中でも結合をつくることのできるフェニルホウ酸を有するヘムコファクターを合成してアポミオグロビンとの超分子複合形成(再構成によって複合体形成が可能であることがわかった)を試み、フェニルホウ酸基をペンダントした人工ミオグロビンを調製することに成功した。得られたミオグロビンに単糖類を添加すると吸収スペクトルによってヘムとアポタンパク質との相互作用が微妙に変化することが明らかになった。この相互作用に変化は糖類の構造によって違いがみられる糖類認識機能が発現している可能性も示唆された。さらにミオグロビンの本来持っている酸素貯蔵機能を糖類を添加して評価すると、糖類を加えない場合にはかなり低下していた酸素貯蔵能が相互作用の強い糖類を添加することで大きく増幅することが示された。即ちここで合成されたフェニルホウ酸を有する人工ミオグロビンは糖類の添加に応答して機能が制御されるこれまでにない新しい超タンパク質分子となりうると考えられる。 より詳細な分子認識と機能制御の相関関係については現在検討を続けているところである。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)