Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SUGA Shigemasa 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (40107438)
MORI Nobuo 東京大学, 物性研究所, 教授 (40000848)
SHIBA Hiroyuki 東京工業大学, 理学部, 教授 (30028196)
ONUKI Yoshichika 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40118659)
FUJII Hironobu 広島大学, 総合科学部, 教授 (30034573)
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Budget Amount *help |
¥38,500,000 (Direct Cost: ¥38,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥8,000,000 (Direct Cost: ¥8,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
Fiscal Year 1995: ¥9,000,000 (Direct Cost: ¥9,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
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Research Abstract |
局在的磁性電子が低温で伝導電子と混成することによって質量増強して重い電子状態となる強相関伝導系の物性現象がセリウム化合物などに系統的に発見され,本特定領域研究「強相関伝導系の物理」を提案し,4年間の研究期間を設定し研究を行った. 本特定領域研究では,3つの研究課題,(1)非磁性の基底状態とメタ磁性転移,(2)異方的超伝導ギャップをもつ超伝導,(3)エネルギーギャップをもつ近藤格子について,結晶育成,物性評価,理論の3研究班を構成して研究し,上述の3課題の外に,微小な磁気モーメントをもつ反強磁性秩序状態,金属-非金属転移,四重極状態などに研究成果を挙げることができた.その結果,重要な諸現象を開発し,既成の固体物性では理解できない新しい物性概念の創生を促した. そのため,本研究では,上述の特定領域研究「強相関伝導系の物理」の研究成果をとりまとて公表するため,研究成果を公開発表・総括討論する「成果報告会」を開催した.その研究成果を基に,研究成果英文.報告書Physics of Strongly Correlated Electron Systems(強相関伝導系の物理)を刊行する準備を行った.「成果報告会」には,計画研究員はもとより過去3年間内に公募研究員として参加した公募研究者,更に一般研究者として優れた研究成果を挙げつつある研究者を招聘し,一同に会して研究成果を整理した.その結果,平成11年2月25日に英文報告書を日本応用物学会欧文刊行会から発刊することができた. 主要な経費は,仙台で開催した「成果報告会」の旅費と刊行した報告書の購入費である.
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