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tRNAとaaRSの複合体形成の初期過程としてアンチコドンの識別機構の重要性

Research Project

Project/Area Number 06258207
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

今野 美智子  お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (50114484)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
KeywordsメチオニルtRNA合成酵素 / Thermus thermophilus / X線結晶構造解析
Research Abstract

今回は、主にC末端二量体形成ドメインを欠いたThermus thermophilus由来メチオニンRS(Met-RS)のX線結晶構造解析を進めた。反射強度は、高エネルギー物理学研究所の放射光測定系を用い収集した、母結晶及びHgとPtの重原子誘導体のデータを基に、主に多重同型置換法により解析を行なった。母結晶は、高分解能の向上のため再測定を行い127078個の観測反射に対し強度データを得て、2.2Å.の分解能で独立の反射25611個でRmerge=6.0%であった。HgとPtの重原子誘導体についても、他の1軸の周囲の反射強度を追加測定し、位相の改善を試みた。3.5Å分解能の反射で重原子位置の精密化を行い、6595個の反射に対しfigure of meritは0.59に達した。従前のHg重原子誘導体結晶は同型性が劣ることが解析の妨げとなっているため、更に位相の改善を行う目的で、新たに1.25mM CH_3CO_2HgC_6H_4NH_2溶液に1日間浸したHg重原子誘導体のデータを追加した。また、別のHg配位を追加することを期待して、ミュタントT43Cの結晶を作成し、1.25mM CH_3CO_2HgC_6H_4NH_2溶液に2日間浸したHg重原子誘導体結晶の反射データを収集した。しかし、差フーリエ図上で、この43Cに配位するHg位置の特定には至っていない。一方、E.coli由来Met-RSの分子構造をサーチモデルとして、XPLORプログラムで分子置換法も並行して試みた。分子の配向及び分子重心の並進対称性の双方を満足する解を得るに至らず、Thermus thermophilus由来Met-RSとE.coli由来Met-RSの間でN末ドメインとC末ドメインの相対的配向に大きな食い違いがある故と考えている。更に、野生型Met-RSとtRNAMetの複合体結晶の作成準備としては、培養して頂いた30KgのThermusthermophilus菌体より、tRNA^<Met>の分離、精製を進めている。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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