酵母の接合因子情報伝達系におけるシャペロン蛋白の作用機構
Project/Area Number |
06261216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
杉本 勝則 名古屋大学, 理学部, 助手 (90192616)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 出芽酵母 / シャペロン / HSP40 |
Research Abstract |
REF1はHsp40ファミリーの一つであり、接合因子情報伝達系においてG蛋白質サブユニットGPA1の上流で作用すると考えられる。GPA1の上流で作用する蛋白質として接合因子受容体(STE2遺伝子によりコードされる)が知られており、その発現量の調節は、一つは、エンドサイトーシスまたそれにひき続く分解によって制御されている。よって、REF1が、受容体のエンドサイトーシスに関与することが考えられる。このことを調べるため、STE2遺伝子の発現が速やかにshut-offされるような融合遺伝子GAL-STE2のみを持つ細胞を構築した。GALプロモーターは、ガラクトース培地のみで誘導され、グルコース存在下でその発現は抑制される。 REF1遺伝子の欠損は細胞増殖には影響しない。もし,REF1が、受容体のエンドサイトーシスに関与するなら、REF1欠損細胞においては、STE2遺伝子の発現が速やかにshut-offされた後も,STE2蛋白質(STE2p)が存在し続けることが予想される。以上の実験を行うことにより、REF1欠損細胞においては、STE2pが安定化されることが示されREF1のエンドサイトーシスへの関与が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)