分裂停止突然変異株を利用した細胞質分裂面決定機構の解析
Project/Area Number |
06262203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
沼田 治 筑波大学, 生物科学系, 助教授 (50189354)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大場 浩美 東京理科大学, 基礎工学部, 助手 (40213847)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | テトラヒメナ / 細胞質分裂 / 突然変異株 / 収縮環 / アクチン / 分裂溝 |
Research Abstract |
テトラヒメナの分裂停止突然変異株cda A1は細胞質分裂の分裂面決定機構に異常がある。cda A1の遺伝子産物は分子量85000,等電点4.7のタンパク質である。本年度はこの蛋白質を精製し、N末のアミノ酸配列を決定した。この配列より、オリゴヌクレオチドを作製し、これをプローブとして分子量85000の蛋白質のcDNAのクローニングを行った。その結果、クローニングに成功し、現在、全塩基配列の決定を行っている。一部明らかになった塩基配列より類似したタンパク質の存在をデータバンクより調べてみたが、現在のところ類似したタンパク質は存在しない。 分子量85000のタンパク質に対する抗体を用いて、この蛋白質の局在性を免疫電子顕微鏡法によって調べてみたところ、この蛋白質は分裂溝の後方に近接した繊毛基部のアクセサリー部分に局在することが明らかになった。この場所は収縮環微小繊維が形成される場所に一致する。従って、分子量85000の蛋白質は分裂面の決定と共に収縮環の形成にも関与する可能性がある。現在、精製した分子量85000の蛋白質とアクチンの相互作用を調べている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)
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[Publications] Watanabe,Y.,Numata,O.,Kurasawa,Y.,Katoh,M.: "Cultivation of Tetrahymena Cells" In Cell Biology: A Laboratory Handbook,ed.by J.E.Celis,Academic Press,San Diego,. 398-404 (1994)
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