細胞周期因子CCG1の転写因子TEIIDサブユニットとしての役割
Project/Area Number |
06262207
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山本 融 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (10251480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | TATAボックス結合因子 / TFIID / CCG1 / 核 / 転写調節 / 細胞周期 / 転写因子 / two-hybrid法 |
Research Abstract |
細胞周期に関与する因子群については、cyclinやCDKなど様々な因子が知られているが、転写因子として性格づけがなされているものは極めて少ない。そこで、本研究ではTATAボックス結合因子TFIIDのサブユニットのうち、細胞周期G1→S期に働くとされる因子として考えられているCCG1サブユニットの細胞周期における役割を知る目的で、変異CCG1のうちG1→S期の進行を妨げる変異位置を含む領域に注目し、その領域と相互作用する因子群をtwo-hybrid法により単離し、解析を進めることを試みた。 その結果、既知因子として細胞質から核にまで幅広く存在する因子および未知因子が単離された。未知因子については、全ヌクレオチド配列の決定を行い、既存の構造モティーフは持たない。疎水性領域を含む因子であることがわかり、核膜と相互作用し、転写調節に関わることが示唆されている。サザンブロッティング法により、あまりサイズの大きくないユニーク遺伝子であること、また、ノザンブロッティング法により、全細胞に普遍的に存在する因子であることもわかった。更にパン酵母を用いた転写反応系において、この因子と転写装置との間に相互作用が起こると転写活性が起こることも示され、転写因子であることが強く示唆された。現在、それらの因子について、その細胞内局在性の検討、CCG1との分子間相互作用解析および様々な転写調節系における機能解析を進めているところである。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)