Project/Area Number |
06262216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
滝澤 温彦 大阪大学, 理学部, 助手 (60154944)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | DNA複製開始許可因子 / 真核生物DNA複製 |
Research Abstract |
1.ツメガエル卵における複製開始許可因子の同定 ツメガエル卵複製開始許可因子の候補として同定した分子量10万のたんぱく質(p100)を認識する抗体をプロテインAセファロースに化学架橋した抗体カラムを調整した。実験補助により大量調製した卵抽出液を用いて、この抗体カラムに結合するタンパク質を精製したところ、p100以外に分子量11万(p110)および分子量9.2万(p92)のタンパク質を精製することができた。これらタンパク質の抗体を作成し、その細胞周期における挙動を調べた結果、p100と同様に核形成前にDNAに結合し、複製反応によって見掛け上不活性されるタンパク質であることがわかった。また、p100抗体を用いてツメガエル卵mRNAより作成した発現cDNAライブラリーをスクリーニングし、p100が出芽酵母でDNA複製開始許可因子の候補と考えられているMCM3のホモログであることを明らかにした。 2.哺乳動物におけるDNA複製開始許可因子の同定 ツメガエルp100抗体を用いて、ヒト培養細胞で検出されたツメガエルp100のホモログp102の細胞周期における変動を調べた。その結果p102は、ツメガエルp100と同様に、核形成前にDNAに結合し、複製反応によって見掛け上不活性されるタンパク質であることが判明した。またヒトHeLa細胞mRNAより作成した発現cDNAライブラリーをp100抗体を用いてスクリーニングし、p102が、これまでDNAポリラーゼαに会合するタンパク質として同定されていたP1であり、p100と同様に出芽酵母MCM3のヒトホモログであることを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)