Project/Area Number |
06271211
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山路 永司 東京大学, 農学部, 助教授 (10143405)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 硝酸態窒素 / 土壌の吸着 / 脱窒 |
Research Abstract |
イネは用水に含まれる窒素分などを栄養分として取り込み、また土壌の吸着機能もあって、水田は水質の浄化機能を有している。しかし水管理が悪いと、肥料分を河川に流出させることもある。 そこで本研究では、既に報告されている水田の窒素収支について、水田の整備水準と水管理の視点から再検討し、水田の特性(汚染型か浄化型か)が水田の整備水準および水管理でどこまで説明できるのかを明らかにすることを目的とした。 (1)既往研究の再検討 ・水田と水質に関する既往研究について、水田基盤整備の視点から再検討した。すなわち、均平精度・給水方式・排水方式が明示されている水田については、これらをパラメータに水質浄化(あるいは汚染)を説明した。 (2)窒素収支の把握 ・整備された水田と未整備水田とで、用水および排水の量と窒素含有量を定期的に観測した。 ・土壌サンプリングおよび測定により、水田土層中の窒素の吸着・脱窒・揮散の量を推定した。 (3)ライシメータ試験 ・実圃場スケールでは、水田土層中の窒素の吸着・脱窒・揮散の量を正確に捉えることは困難なので、ライシメータにおいて連続観測した。 (4)水田の整備水準を上げることが水田が浄化型としての機能を発揮することにどれだけ寄与できるかを明らかにした。
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